コロガシ釣りを始めると、多くの人が最初に直面するのが根掛かりである。
仕掛けを流すたびに止まり、外そうとして絡み、最終的には仕掛けを失う。
この繰り返しによって釣りそのものが嫌になってしまうケースも少なくない。
しかし実際のところ、根掛かりは運ではなく、ある程度は技術で減らすことが可能である。
さらに、起きてしまった後の対処や仕掛けの工夫によってトラブルを最小限に抑えることもできる。
本記事では、コロガシ釣りにおける根掛かりの原因から回避方法、外し方、そしてトラブルを減らすための仕掛けの工夫まで、実体験をもとに解説する。
コロガシ釣りで根掛かりが起きる原因
まずは根掛かりの原因を理解することが重要である。
原因を把握することで、無駄なトラブルは確実に減らせる。
障害物への接触
川の中には沈み根や流木、大きな岩などが存在する。
仕掛けを流していると、これらに触れることで根掛かりが発生する。
特に横方向に引いている場合、意図しない角度で障害物に当たることが多い。
オモリが石の間に挟まる
コロガシ釣りで最も多い原因である。
オモリが重すぎたり、流しスピードが遅いと、石の隙間に入り込み抜けなくなる。
底を取ることは重要であるが、沈みすぎはリスクとなる。
投げる際のミス
キャスト時に後方確認を怠ると、木や草に仕掛けを引っ掛けてしまう。
これを無理に引くことで絡みや破損に繋がる。
これも広い意味では根掛かりの一種である。
仕掛けのバランス崩れ
根掛かり後や無理な引きによって仕掛けのバランスが崩れると、糸同士が絡みやすくなる。
この状態で使用を続けると次のトラブルを招く。
根掛かりを減らすための考え方

根掛かりは完全に防ぐことはできないが、考え方次第で大きく減らすことができる。
オモリの重さを見直す
重すぎるオモリは石に挟まりやすく、軽すぎるとコントロールが効かない。
底を感じつつも引っ掛からないギリギリの重さを見つけることが重要である。
迷った場合は軽めから調整するのが無難である。
流しスピードを一定にする
流しが遅いとオモリが沈み込み、速すぎると底が取れない。
一定のテンポで流すことが根掛かりを減らすポイントである。
違和感を感じた瞬間に対応する
完全に根掛かる前には必ず前兆がある。
急に重くなる、止まる、ゴツっとした感触がある。
この段階で即座に逆方向へ竿を戻すことで外れることが多い。
この反応の速さが重要である。
初心者に多い根掛かりパターン
初心者ほど同じミスを繰り返しやすいため、事前に知っておくことで回避しやすくなる。
違和感を無視して引き続ける
違和感を感じてもそのまま引き続けると高確率で根掛かる。一度止める判断が必要である。
周囲確認不足でのキャスト
後方確認をせずに投げると、障害物に引っ掛かる。基本的な動作であるが、非常に重要である。
無理に外そうとする
強引に引くと仕掛けが切れるか絡むかのどちらかになる。落ち着いた対処が求められる。
根掛かりした時の外し方
実際に根掛かりした場合の対処方法である。
立ち込んで回収する
安全に踏み込める場合は、ポイントを荒す事になるが直接回収するのが最も確実である。
ただし無理は禁物であり、安全第一で行動する必要がある。
糸を持って外す
竿を畳み、糸を直接持って引くことで外れる場合がある。
竿への負担を減らせるため有効である。
切る判断をする
外れない場合は無理をせず切る判断も必要である。
仕掛けよりも安全を優先することが重要である。
ただし、同じポイントを狙い続ける場合は注意が必要だ。
根掛かった仕掛けが新たな根掛かりの種になることも。
仕掛けを切った場合は少し流す位置を変更することも忘れないでほしい。
外れた後のトラブルを防ぐ

根掛かりが外れた後にも注意が必要である。
この段階での操作によって次のトラブルが決まる。
根掛かりが外れた瞬間、仕掛けは勢いよく水面から跳ね上がる場合がある。
この時に糸が緩むと空中で絡みやすくなる。
これを防ぐためには、糸を張った状態を維持することが重要である。
外れた勢いに任せるのではなく、一度仕掛けを空中で投げ直す意識を持つ。
その上で竿を操作し、円を描くように動かしながら斜めに水中に誘導することで絡みにくくなる。
それから仕掛けを通常時と同じように引き上げる。
また、根掛かり直後の仕掛けはバランスが崩れており非常に絡みやすい状態である。
そのまま使用せず、一度手元に戻して状態を整えてから再投入することが重要である。
仕掛け側で根掛かり時のトラブルを減らす工夫

操作だけでなく、仕掛けの工夫によってもトラブルは減らせる。
ラインを太くする
細いラインは操作性に優れるが、絡みやすいというデメリットがある。
ラインを0.5号程度太くするだけでコシが出て絡みにくくなり、根掛かり後のトラブルが大幅に減る。
余談ではあるのだが、3号以上になると糸同士が絡むことはほとんどなくなり、夜間であっても安定してコロガシ釣りができるようになる。
夜間のコロガシに関しては管轄漁協のレギュレーション次第ではあるが、地域によっては夜ナグリなどと呼ばれ嗜める河川も存在する。
ラインの太さと釣果の関係
ラインが太いと魚に警戒されるという意見もあるが、コロガシ釣りにおいては影響は小さいと考えている。
実際に6号のラインでも鮎を掛けた経験があり、釣果が極端に落ちることはなかった。
この釣りは口を使わせるものではなく、仕掛けに触れた瞬間に掛かるため、ラインの視認性よりも接触の仕方が重要である。
ただし、漁協によってはラインの号数制限が設けられている場合がある。
太いラインが制限される理由として、水中に残った仕掛けに人が引っかかった際に切れず危険であるためとされている。
そのため、必ずルールの範囲内で使用する必要がある。
結論:根掛かりは技術と工夫で減らせる
コロガシ釣りにおける根掛かりは避けられないものであるが、原因を理解し対処方法を身につけることで確実に減らすことができる。
さらに仕掛けの工夫を加えることでトラブルを大きく減らすことも可能である。
重要なのは、起きてから対処するのではなく、起きる前に防ぐ意識を持つことである。
そして起きた場合も冷静に対応し、次のトラブルに繋げないことが釣果にも直結する。
これらを意識することで、コロガシ釣りはより快適で効率の良いものになる。



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