ノベイングの記事を書いていると、
「もっと安く始める方法はありませんか?」
という相談をいただくことがある。
実際、以前アユイングから釣りを始めた初心者の方と釣行した際にも、同じような相談を受けた。
私は普段使用している友竿、友釣り仕掛け、速攻友ルアーSPの組み合わせで実際に鮎を掛け、その後、同じ道具を貸して釣ってもらった。
すると、速攻友ルアーSPを非常に気に入ってくれたのである。
しかし、その後に別の問題が出てきた。
それが「友釣り仕掛けのハードル」であった。
本記事では、その時の経験をもとに、私が現在のノベイング簡易仕掛けへ辿り着くまでの考え方を紹介する。
実際の組み立て方については別記事で詳しく解説予定のため、本記事では「なぜこの仕掛けになったのか」という部分に重点を置いている。
▶︎ノベイング初心者向け|現場で迷わない仕掛けの組み立て方はこちら(近日公開)
最初は普通の友釣り仕掛けを勧めていた
最初は、普通に友釣り仕掛けを使えば良いと思っていた。
その人も、ノベイングに興味を持った後、私の勧めで「リバーリングアユ63のべ」を購入した。
あとは市販の友釣り完成仕掛けを購入すれば、そのまま始められると思っていたのである。
実際、私自身も普段は自作の友釣り仕掛けを流用してノベイングを楽しんでいる。
また、私が使用する速攻友ルアーSPも友釣り仕掛けとの相性が非常に良い。
そのため、当時は特別難しく考えていなかった。
初心者には友釣り仕掛けの壁が高かった
しかし、実際にはそう簡単ではなかった。
まず、リバーリングアユ63ノベにちょうど良い長さの完成仕掛けがあまり販売されていない。
さらに初心者からすると完成仕掛けそのものが高価に感じられた。
「それなら自作しよう。」
そう考えても、今度は友釣り仕掛け自体が非常に専門的である。
友釣りを長年やっている人には当たり前でも、初心者にとっては覚えることが多すぎたのである。
そこでルアー専用の簡易仕掛けを考えた
そこで私は考えた。
「ルアー専用ならもっと簡単にできるのではないか。」
友釣り仕掛けが複雑なのには理由がある。
例えば天井糸は太いラインを使用する。
これは、細いラインが穂先に絡んで穂先を破損することを防ぐ役割を持っている。
一方、水中糸は細くすることで水の抵抗を減らし、生きたオトリ鮎への負担を軽減する役割がある。
どちらも友釣りでは非常に重要なファクターである。
しかし、ノベイングで使用するのはルアーである。
ルアーはオトリ鮎のように弱ることがない。
それならば、そこまで複雑なラインシステムは必要ないのではないかと考えた。
友釣り仕掛けとの違い
一般的な友釣り仕掛けは、
穂先
↓
天井糸
↓
水中糸
↓
ハナカン周り
↓
掛け針
という構成である。
一方、私が現在使用しているノベイング簡易仕掛けは、
穂先
↓
メインライン
↓
ハナカン周り(完成品)
↓
掛け針(完成品)
という非常にシンプルな構成である。
友釣り仕掛けを否定しているわけではない。
ルアーだからこそ成立する簡略化である。
メインライン一本にした理由
最初に行ったのは、天井糸と水中糸を一本化することであった。
メインラインにはナイロンまたはフロロライン0.8〜1号を使用。
長さは竿と同じ長さを基準としている。
自分で仕掛けを作成できるので、
「リバーリングアユ63のべ」の長さにあった完成仕掛けが少ない問題も解決である。
ルアーはオトリ鮎のように生体の体力を気にする必要がない。
そのため、水中糸だけを細くする必要性は低いと考えた。
また、初心者が扱うことを考えると、少し太めのラインの方が安心感もあり、ライントラブルも少ない。
▶︎友釣りもできるリバーリングアユ63のべ(のべ竿)レビューはこちら
なぜ0.8〜1号を選んだのか
理由は非常にシンプルである。
価格と扱いやすさを優先したからである。
実際に相談を受けた方も、
「速攻友ルアーSPをなくしたくない。」
という気持ちが強かった。
そのため、多少太くても安心してやり取りできるラインを選んだ。
初心者にとっては「切れないこと」の方が重要だと思っている。
ラインカラーはそこまで気にしなくても良いと思っている
「魚はラインを見ている。」
これは釣りではよく聞く話である。
私も気になり、色付きラインなどを試したことがある。
しかし、ノベイングでは色付きラインでも普通に鮎は掛かった。
もちろん絶対とは言えない。
ただ、少なくとも1号前後のラインであれば、そこまで神経質になる必要はないというのが現在の考えである。
どうしても気になる方は、魚に見えにくいとされる最近人気のピンクラインなどを使用すると良いだろう。
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ハナカン周りだけ完成品にした理由
メインラインは自作する。
しかし、ハナカン周りだけは完成品を使用する。
これが現在の私のおすすめである。
ハナカン周りは作ろうと思えば作れる。
しかし、初心者が一から材料を揃えて作ると、かえって費用も時間も掛かる。
それなら完成品を購入した方が結果的に安く、トラブルも少ない。
もっと安く始めたい方向けの試作仕掛け
※ここで紹介する仕掛けは現在はおすすめしていない。
当時は、
「とにかく安く始めたい。」
という相談を受け、さらに簡略化した仕掛けも試作した。
構造は、
ナイロン1号
↓
20cmほどの枝ライン
↓
スナップ
↓
掛け針
という非常に簡単なものである。
友釣り仕掛けとはまったく別物である。
それでも実際に鮎は掛かった。
価格だけを考えれば、この仕掛けでも釣りは成立した。
現在の私がおすすめする構成
この記事では、私が試行錯誤した結果を紹介した。
中には価格だけを重視した試作仕掛けも含まれている。
実際、この仕掛けでも鮎は釣れた。
しかし、現在改めて初心者におすすめするなら、
・メインライン0.8〜1号
・ハナカン周り完成品
・掛け針完成品
この組み合わせが最もバランスが良いと思っている。
価格を抑えながらも扱いやすく、将来的に友釣りに移行する際にも無駄になりにくい。
まずはこの構成でノベイングを始め、慣れてきたら友釣り仕掛けへステップアップしていけば十分である。
実際の仕掛けの組み立て方については、以下の記事で詳しく解説する予定である。
▶︎ノベイング初心者向け|現場で迷わない仕掛けの組み立て方はこちら(近日公開)



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