ウナギ釣りのエサは何が最強なのか|臭い・サイズ・食わせ方について考える

ウナギ釣りの餌のアイキャッチ

ウナギ釣りのエサといえば、ドバミミズ最強説をよく耳にする。

しかし、実際に木曽川で長年ウナギ釣りをしてきた感覚としては、必ずしも「これだけが最強」という訳ではないように思う。

私自身、ミミズ、アケミ貝、アオイソメ、鮎の切り身、鶏肉など様々なエサを使ってきたが、結局のところ重要なのは「臭い」と「飲み込みやすさ」なのではないかと考えている。

また、数年間ウナギを飼育して観察した結果、ウナギは噛むというより吸い込むようにエサを食べていることにも気がついた。

本記事では、木曽川での実釣経験と飼育経験をもとに、ウナギ釣りにおけるエサの考え方について解説していく。

▶︎木曽川のウナギ釣り入門はこちら

目次

ウナギ釣りのエサは何でも良いのか

極端な話をすると、私はウナギ釣りのエサは「臭いが強く、ウナギが飲み込めるサイズ」であれば大体成立すると考えている。

もちろん、エサごとに得意不得意はある。

しかし、実際に様々なエサを使ってきた感覚としては、「何を食わせるか」よりも「臭いが届くか」の方が重要であるように感じる。

例えば、

  • ドバミミズ
  • アケミ貝
  • 鮎の切り身

などは定番エサとして知られているが、共通しているのは臭いが強いという点である。

つまり、ウナギが食事をする時間帯に、嗅覚の届く範囲へエサの臭いを漂わせることができれば釣りとして成立する訳である。

なぜドバミミズが最強と言われるのか

ウナギ釣りでは昔から「ドバミミズ最強説」が存在する。

確かに実績は高い。

しかし、それはドバミミズが特別な魔法のエサだからというより、

  • 臭いが強い
  • 柔らかい
  • 飲み込みやすい

という条件を満たしているからではないかと思っている。

つまり、ウナギ側からすると非常に食べやすいエサという訳である。

ウナギは嗅覚でエサを探している気がする

私は、ウナギはかなり嗅覚に依存してエサを探している魚なのではないかと考えている。

実際、暗闇で水中のウナギへ数秒間ライトを当てても、意外と平然としていることが多い。

もちろん、5秒ほど照らし続けると慌てて動き出すため、まったく見えていない訳ではないと思われる。

しかし、少なくとも昼間の魚のように視覚主体で動いている感じは薄い。

むしろ、臭いのあるエサを入れた時の反応速度を見ると、視覚より嗅覚を頼りにしている印象の方が強い。

ここでは詳しく書かないが、この習性を逆手に取った釣り方も成立するほどである。

ウナギは噛むより吸い込んでいる

数年間ウナギを飼育していて気づいたことがある。

それは、ウナギはエサを「噛む」というより、「吸い込む」ように食べているということだ。

つまり、大きすぎるエサは実際には食べきれない。

時々、大きな切り身へ細かい歯型だけ付いていることがあるが、あれは飲み込めずにつついて終わっているケースが多いように思う。

そのため、大きいエサを使う場合は、そのまま塊で付けるよりも、細長く切って飲み込みやすくした方が明らかに反応が良い。

大きいエサは縦長に切る

私は大きめの切り身を使う場合、縦長にぶつ切りにして使うことが多い。

サイズとしては、針がちょうど隠れる程度の2〜3cm前後。

これを縦方向に付けることで、ウナギが吸い込みやすくなる。

逆に、大きな塊のままだと噛みきれず、反応だけで終わってしまうことが多い。

ただし、大きい餌の方が臭いの効果範囲が広くなるのでバランスは重要だ。

実際に使えるエサ一覧

ミミズ

釣具屋に売っている定番。

ドバミミズに比べて安価で入手しやすく扱いやすい。

ドバミミズ

シマミミズより一回り大きなサイズのミミズ

臭い、柔らかさ、サイズ感のバランスが非常に良い。

釣具屋ではやや高めで取引されている。

アケミ貝

木曽川・長良川の河口域での人気餌。

身持ちは良くないが柔らかさと独特の臭いが特徴。

臭いが手につくとなかなか落ちない。

ゴカイ・イソメ

意外と上流でも普通に釣れる。

使うときはカットするなどして、体液が流れ出すようにして使用。

体液が出なくなってきて、生命力が落ちたら餌交換が無難。

鮎やサバの切り身

臭いが強く、特に鮎は木曽川上流域では釣りにより入手でき、実績も高い。

▶︎アユのテンカラ釣りについてはこちら

鶏肉

これも普通に釣れる。

私が使用した時は、やや腐食して柔らかくなった皮付きモモ肉を使用した。

かなり臭いが強く、正直持ち歩くには勇気が必要なレベルだった。

削ぎ切りして針を隠すように付けると問題なく反応した。

ただし、異臭問題が発生しやすいため、常用はあまりおすすめしない。

マッチザベイトはそこまで重要ではない気がする

ウナギ釣りでは、「その川の生き物を使うべき」という話を聞くことがある。

しかし、実際には上流域でもイソメやゴカイで普通に釣れる。

そのため、私はウナギ釣りにおいてはマッチザベイトよりも、臭いと飲み込みやすさの方が重要なのではないかと考えている。

腐りかけのエサは実際強い

正直に言えば、少し傷み始めたエサの方が反応が良いと感じることは多い。

ただし、これは管理する側がかなり大変である。

実際、私のところでは異臭騒ぎレベルになったこともある。

そのため、初心者にはあまりおすすめしない。

なぜボイルした貝は弱くなるのか

不思議なことに、貝類はボイルすると反応が悪くなる気がしている。

理由は分からない。

臭いの成分が変化しているのかもしれないし、柔らかさが変わることが原因かもしれない。

現時点では仮説段階だが、少なくとも生の状態の方が実績は高い。

漬液は有効なのか

まだ試してはいないが、海上釣り堀などで使用される漬液は、ウナギ釣りでも有効なのではないかと考えている。

ウナギは嗅覚主体でエサを探しているように見えるため、強い臭いを付加する方向性は理論上かなり相性が良い。

今後試してみたいテーマの一つである。

まとめ

ウナギ釣りのエサには様々な種類がある。

しかし、実際に木曽川で釣りを続けてきた感覚としては、「何のエサか」よりも、

  • 臭いが強い
  • 飲み込みやすい
  • 柔らかい

という条件の方が重要であるように感じている。

特に、ウナギは噛むというより吸い込むようにエサを食べているように見えるため、サイズ感や付け方はかなり重要になる。

定番エサだけに拘らず、色々試してみるのもウナギ釣りの面白さの一つである。

関連記事はこちら

あわせて読みたい
木曽川のウナギ釣り入門|河口だけじゃない愛北エリアの実態 木曽川のウナギ釣りと聞くと、立田大橋周辺などの河口域をイメージする人が多いのではないだろうか。 実際、ネット上にも河口域の情報が非常に多く、「木曽川のウナギは...
あわせて読みたい
木曽川の鮎テンカラ釣りとは|流し毛鉤のやり方と実釣データを解説 木曽川の愛北漁協エリアで「鮎のテンカラ釣り」と呼ばれている釣りがある。 しかし実際のところ、この釣りは一般的にイメージされるテンカラ釣りとはまったく別物である...

関連商品はこちら

※上記リンクにはアフィリエイトリンクを含みます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次