立田大橋周辺と言っているものの、少し移動すれば長良川、揖斐川、木曽川が集結する木曽三川下流域になる。
当然ながら多少の流れの違いはある。
しかし、この付近では基本的に同じような仕掛けが通用することが多い。
このエリア最大の特徴は、とにかく流れが強いことである。
そのため、愛北エリアのような石底対策というより、
「どうやって流れに仕掛けを定着させるか」
がかなり重要になる。
今回は、木曽三川下流域で実際に使用しているウナギ仕掛けについて書いていく。
木曽三川下流域は「流れ」が最大の敵
木曽三川下流域は、とにかく流れが強い。
愛北エリアでは、
「石と石の隙間に挟まる」
ことが根掛かりの原因になりやすかった。
しかし立田周辺では、
「流れで仕掛けが動かされる」
ことの方が問題になりやすい。
軽いオモリを使うと、仕掛けがズルズル流され、岸際のストラクチャーや障害物に入ってしまう。
そのため、このエリアでは重量級オモリを使用し、まずは流れに耐えられる状態を作る必要がある。
立田周辺で使っている仕掛け構成
立田周辺では、以下のような仕掛けを使用している。
スネーク天秤+スパイクオモリ
↓
ビーズ
↓
ヨリモドシ付きスナップ
↓
ハリス付きウナギ仕掛け
愛北エリアの仕掛けと比べると、噛ませる部品はかなり多い。
しかし、それぞれに必要な役割がある。
それぞれの部品に意味がある
この仕掛けは、単純に部品を増やしている訳ではない。
流れの強い木曽三川下流域で釣りを成立させるために、それぞれ必要な役割を持っている。
スネーク天秤について
スネーク天秤は、筒状になった部分に道糸を通して使用する。
木曽三川下流域では、かなり重要な部品だと思っている。
木曽川・長良川付近の釣具屋ならだいたいのお店で扱っているはずだ。
どこに置いてあるか分からない場合は店員さんに確認するとスムーズだ。
ビーズはクッション材兼ストッパー
ビーズは、スネーク天秤とヨリモドシ付きスナップがぶつかる衝撃を和らげるクッション材として使っている。
また、もう一つ重要な役割がある。
それが、
「ヨリモドシ部分をスネーク天秤の筒に入れないこと」
である。
ヨリモドシが筒の中に入り込んでしまうと、せっかくのスネーク天秤の動きが悪くなり、小さなアタリが穂先に伝わりにくくなる。
小さい部品ではあるが、かなり重要な物だと私は考えている。
ちなみに百円均一で入手できる直径10mmくらいの適当な色のビーズで問題ない。
ヨリモドシ付きスナップは固定具
ヨリモドシ付きスナップは、言ってしまえばスネーク天秤の固定具である。
ここにハリス付きのウナギ仕掛けを接続する。
仕掛け交換もしやすいため、夜釣りではかなり便利である。
なぜスネーク天秤を使うのか
木曽三川下流域では、25〜35号前後の重量級オモリを使うことが多い。
しかし、重いオモリを直結すると、小さいアタリでは穂先に変化が出にくくなる。
つまり、
「細かい変化を拾いにくくなる」
のである。
その点、スネーク天秤を使うと、小さなアタリでも比較的穂先に変化が伝わりやすい。
そのため、私はこのエリアでスネーク天秤を多用している訳である。
スパイクオモリは「固定」より「止める」イメージ
スパイクオモリというと、完全固定されるイメージを持つ人もいるかもしれない。
ただ、実際はそこまで完全固定という感じではない。
投げて着底すれば基本的には止まる。
しかし、流れが強すぎる時はズルズルとドリフトすることもある。
そのため、自分の中では、
「完全固定」
というより、
「流れに耐えながら止める」
イメージに近い。
まずは25号から試している
自分の場合、まずは25号から入ることが多い。
そこから流されるようなら30号、35号と上げていく。
また、この付近は潮の影響も受けるため、同じ場所でも時間帯によって流れの強さが大きく変わる。
そのため、
「昨日は25号で止まったのに今日は流される」
ということも普通にある。
漂流物が多い時は帰った方が無難
大雨後など、水草や漂流物が多い時はかなり厄介である。
漂流物がラインに絡むと、水の抵抗が一気に増える。
そうなると、どれだけ重いオモリを使っても流されやすくなる。
そのため、自分はそういう日は無理せず帰ることが多い。
投げた後は糸を張ってドラグを緩める
仕掛けを投入した後は、軽く糸を張る。
その状態で鈴や穂先変化を見ながら待つ。
ただし、ドラグは必ず緩めている。
理由は単純で、この付近ではシーバスが掛かることがあるからである。
しかも時には1m近いサイズが掛かることもある。
実際、自分はドラグを緩め忘れたことで、過去に竿を2本持って行かれている。
そのため、この釣りではドラグ設定をかなり重要視している。
立田周辺では遠投より「場所」が重要
立田周辺というと、遠投して流芯を狙うイメージを持つ人もいるかもしれない。
しかし、個人的にはそこまで距離に拘っていない。
むしろ、
「障害物がありそうな場所に入れられるか」
の方が重要だと思っている。
また、この付近は岸際のストラクチャーにもウナギが付いている印象がある。
そのため、遠投が苦手な人でも十分成立すると思っている。
回収時は岸際までに浮かせる
愛北エリアと同じく、回収時はできるだけ仕掛けを浮かせるようにしている。
特に岸際付近は障害物も多いため、底をズル引きするとトラブルになりやすい。
そのため、私は岸に寄ってくるまでに浮かせるよう意識している。
これはウナギが掛かった時も同じである。
基本的に浮かせ気味の方がトラブルが少ない印象がある。
穂先アイテムがあると夜釣りがかなり楽
立田周辺のウナギ釣りは夜釣りが中心になる。
そのため、
・アタリ鈴
・ケミホタル
などがあるとかなり便利である。
私は穂先に取り付けるタイプの鈴を好んで使用している。
複数本竿を並べた時もアタリが分かりやすいからだ。
立田周辺は潮の影響も受ける
この付近まで下ってくると、潮の影響も受けるようになる。
もちろん日によって違いはある。
ただ、個人的には満潮前後の方が釣りやすい印象を持っている。
その辺りも含めて、木曽三川下流域は少し海寄りの釣り方が必要だと感じている。
木曽三川下流域は足場にも注意
立田周辺は、見た目以上に危険な場所も多い。
岸際にテトラが入っていたり、水に入ると急に深くなったりする場所もある。
流れもかなり強いため、落水した場合は普通に流されると思う。
そのため、夜釣りでは特に無理をしない方が良い。
あと時折釣れるアカエイの毒針にも要注意である。
待ち時間も下流域ウナギ釣りの魅力
ウナギのぶっこみ釣りは、投入後の待ち時間もかなり長い。
そのため、自分は椅子へ座ってのんびり過ごしていることが多い。
コーヒーやカップ麺を持参すると「いとおかし」である。
虫除けくらいはあった方が安心
愛北エリアほどではない。
しかし、蚊などは普通にいる。
そのため、虫除けくらいは持っていった方が安心だと思う。
鈴の幻聴が聞こえることがある
夏の虫の声を聞きながら待っていると、不思議とアタリが無いのに鈴が鳴ったような気がすることがある。
実際には鳴っていない。
しかし、虫の音の中に鈴と似た音域が混ざるのか、何度も竿を見てしまう。
木曽三川下流域で夜釣りをしていると、そういう夜が時々ある。
少しホラーである。
テナガエビで時間を潰すのも面白い
この付近では、岸際でテナガエビも狙える。
しかも、専門で狙う人がいるくらい良いサイズのものも普通にいる。
餌もそこまで難しくなく、蒲鉾の切れ端や、ウナギ釣りで使っている餌の余りでも普通に反応する。
ウナギを待ちながら、テナガエビで遊ぶのもこのエリアの楽しみ方だと思っている。
まとめ
立田大橋周辺を含む木曽三川下流域のウナギ釣りは、愛北エリアとはかなり性格が違う。
特に重要になるのは、
・強い流れ
・潮の変化
・重量級オモリ
・感度
である。
そのため、自分はスネーク天秤とスパイクオモリを組み合わせた仕掛けを使用している。
また、下流域は流れが強い一方で、静かな夜の時間も魅力的な場所だと思っている。
夏の虫の声を聞きながら鈴を待つ時間も含めて、この釣りの面白さなのかもしれない。
私が使用しているスネーク天秤はこちら。
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