鮎釣り・コロガシ釣りというと、道具が多く仰々しい装備が必要なイメージを持たれがちである。
しかし実際にやり込んでいくと分かるのは、装備は必ずしも多くなくてよいということである。
むしろ無駄を削ぎ落とした軽装の方が、釣りとしての効率は上がる。
特にバイク釣行においてはこの傾向が顕著である。
積載量が限られるため、自然と装備は厳選される。
その結果、必要なものと不要なものが明確になり、より合理的な釣りスタイルが完成する。
本記事では、コロガシ釣りをバイクで行うための最小装備と、その装備で成立させるための具体的な工夫について、実体験をもとに解説する。
コロガシ釣りは軽装でも成立する
コロガシ釣りは装備が多くなりがちな釣りである。
竿に仕掛け、オモリ、タモ、友舟と必要なものを挙げればキリがない。
しかし、それらをすべて持ち歩く必要はない。
実際には必要最低限の装備でも十分に成立する釣りである。
特にバイク釣行では軽装であることがそのままメリットとなる。
機動力が上がり、ポイントの移動がしやすくなるためである。
装備を減らすことは不安にも感じるが、適切に構成すればむしろ釣りは快適になる。
バイク釣行で意識すべき考え方
積載量には限界がある
バイクは車と違い積載量に制限がある。
そのため、何を持っていくかの取捨選択が重要になる。
とりあえず持っていくという考え方では成立しない。
動きやすさが釣果に直結する
荷物が多いと移動が億劫になり、ポイントの選択肢が減る。
軽装であればあるほど動きやすくなり、結果として釣果に繋がる。
装備は分散して持つ
すべてを身に付けて持ち歩く必要はない。
バイクのシート下などを活用し、予備を分散して持つことで軽装を維持できる。
コロガシ釣りの最小装備一覧
コロガシ竿
コロガシ竿は必須である。
携帯方法としてはロッドショルダーもしくはロッドホルダーを使用することで、両手を空けた状態で移動できる。
仕掛け・糸周り
穂先からオモリまでの糸を3本用意し、仕掛けは10個携帯する。
予備としてさらに10個をバイク側に置いておく。
この「10個」という数は一日の上限ではなく区切りである。
使い切った時点で岸に戻り、続けるか移動するか撤退するかを判断する基準としている。
これらは小物ケースに入れポケットに携帯する。
オモリ
3号から6号までを各2個ずつ用意する。状況が分かっていればさらに絞ることも可能である。
携帯方法は同上である。
タモ・ネット
折りたたみ式のネットを使用する。
私はプロックスの縦長に収納できるラバーネットのワンハンドフリップネットを多用している。
軽量で携帯性が高く、バイク釣行との相性が良い。
縦長のネットはシート下などに収納すると便利だ。
丸型で折り畳めないタモはカラビナなどで自身の上半身に吊るして携帯する方法もある。
その場合、必要なアイテムが増える。
魚の管理(友舟・スカリ)
動き回る釣りであれば友舟、定点で釣る場合はスカリを使用する。
友舟は折りたたみタイプとハードタイプを使い分ける。
折りたたみは持ち運び重視でライトに釣る時に使用。
ハードタイプは魚を活かしたまま持ち帰る場合に使用する。
携帯方法としてはバイクのコンビニフックなどを使用する。
鮎足袋・鮎タイツ
入水し釣りをする場合に必要。
鮎足袋や鮎タイツを着用し、そのままバイクに乗る。
暑い時期は水陸両用の短パンも有効である。
その他携帯用装備
入水時に鮎ベルトを使用し、友舟やネットを携帯する。
仕掛けは鮎ベストまたは小型のバッグで管理する。
川に入る場合は鮎ベストが断然オススメである。
いずれも移動時も装着しておけば現地での装備の手間が省ける。
最小装備を成立させる小物と工夫
ラインカッターは必須
小型のラインカッターをピニオンリールで吊るして使用する。
常に手元で使える状態にしておくことで、トラブル対応がスムーズになる。
これはベストか鞄につけて移動する。
小型ケースとゴミ管理
仕掛けや針の管理には小型ケースを使用する。
また、絡んだ仕掛けのゴミに関してはコンビニなどで売っているフリスクの空缶ケースがおすすめだ。
サイズ的にも優秀で、絡んだ仕掛けから針だけをカットして安全に収納できる。
それとは別に糸ゴミはポケットなどにまとめて入れて後ほど捨てる。
間違っても川に捨てないように。
コロガシ針は自宅で仕掛けにリユースすれば実にエコノミーだ。
水分の携帯方法
ペットボトルは必須である。
カラビナ付きホルダーで腰に吊るすか、専用アイテムで友舟に引っ掛けて携帯する。
スマホと貴重品の管理
スマホと免許、最低限の現金はジップロックに入れて防水する。
過去に川で水没(私が)した際、財布が使えなくなった経験からこの方法にしている。
現金は千円程度で十分である。
バイクは燃費性能の高いものが多いから、遠方でない限り帰宅に問題はなく、飲み物を買っても余裕がある。
偏光グラス
水中の状況把握に必須である。
これがあるかどうかで釣りの精度は大きく変わる。
手袋(任意)
安全性は上がるが必須ではない。
私は水に濡れた感じが好きでないため使用していない。
魚の持ち帰り方法(バイク釣行編)
アイスコンテナで持ち帰る方法
出発前に氷を満タンにしたアイスコンテナまたは口の大きな水筒をシート下に収納しておく。
帰宅時に魚をジップロックなどに入れ、氷を調整してこれに収納する。
この方法は真夏でも効果的で、安価なクーラーボックスよりも保冷力が高いのでオススメ。
友舟で活かして持ち帰る方法
ハードタイプの友舟を使用し、バイクのコンビニフックに掛けて持ち帰る。
エアーストーンと電池式ポンプを使用することで魚を活かしたまま移動できる。
移動時間は1時間以内が目安である。
この方法は友釣りのアユの移動にも応用できる。
装備を減らすメリット
装備を減らすことで移動が楽になり、ポイント変更が容易になる。
無駄な思考が減り、釣りそのものに集中できるようになる。
また、トラブルが起きた際も対応がシンプルになり、結果として釣りの効率が上がる。
結論:軽装と工夫で釣りはもっと楽になる
コロガシ釣りは最小装備でも十分に成立する。
バイク釣行と組み合わせることで、そのメリットはさらに大きくなる。
重要なのは装備の量ではなく、どう使うかである。
工夫次第でトラブルは減り、釣りはより快適になる。
軽装という選択は決して妥協ではなく、合理的なスタイルの一つである。



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