コロガシ釣りの針は、サイズを変えるべきなのか。
結論から言えば、私は8.5号前後で固定している。
それでも大鮎も小型も問題なく釣れている。
理由はシンプルで、この釣りはサイズよりも「刺さるかどうか」が重要だからだ。
コロガシ釣りは口を使わせる釣りではない。
触れた瞬間に、どれだけ確実に刺さるか。
この記事では、一般論とは少し違う「針選びの本質」を実体験ベースで解説していく。
コロガシ釣りにおける針の役割
コロガシ釣りにおいて針は当然ながら重要なパーツである。
鮎を実際に掛けるのはこの針であり、どれだけ良いポイントに仕掛けを通せたとしても、針が機能していなければ釣果には繋がらない。
ただし、ここで一つはっきりさせておきたい。
私の中での「重要」とは、一般的に言われているようなサイズやメーカーの違いではない。
重要なのはただ一つ、針先が鋭いかどうかである。
サイズによって身切れなどのリスクが変わることは理解しているが、それ以上に「刺さるかどうか」が最優先だと考えている。
その上で私は、大小問わず対応できるサイズとして、基本的に8.5号〜9号前後を使い続けている。
よくある針選びの考え方(一般論)
一般的には、鮎のサイズに応じて針の号数を変えるのがセオリーとされている。
サイズによる使い分けの基本
小型の鮎には小針、大型の鮎には大針。
シンプルではあるが、理にかなった考え方だ。
特に大鮎の場合は皮が硬く、小さな針では浅く掛かりやすい。
その結果、強い引きに耐えられず身切れしてしまうケースが増える。
そのため「大鮎には大きめの針を使うべき」という考えが一般的になっている。
ただしこれは、確実に取り込むことを前提とした考え方である。
【本音】針のサイズはそこまで重要ではない

コロガシ釣りにおいて、私は針のサイズにそこまでこだわる必要はないと考えている。
コロガシ釣りは「食わせる釣り」ではない
理由はシンプルで、この釣りは「食わせる釣り」ではないからだ。
鮎が仕掛けに触れた瞬間、驚いて動く。
その反射的な動きによって針が刺さる。
つまり重要なのは、針のサイズではなく刺さるかどうかである。
実験で分かった針先の重要性
実際に私は、書類を纏めるのに使うクリップを蝶針の形に加工し、先端を研いだものと研いでいないものを使って実験したことがある。
なお、このクリップを加工した針のサイズは目算でおよそ8号前後であり、普段使用している針と大きくは変わらない条件で比較している。
ここで前提として、針に求められる最も重要な性能は「刺さりやすさ」であると考えている。
一般的にはサイズによって掛かりやすさや身切れのしにくさが変わるとされているが、コロガシ釣りに限って言えば、私はサイズは掛かりやすさにほとんど影響しないと考えている。
理由は、この釣りが魚の口を狙う釣りではないからだ。
コロガシ釣りでは、魚が針に直接触れて掛かるだけではなく、仕掛けのラインに魚体が触れ、そのまま糸を伝うようにして針に接触し刺さるケースが多い。
いわば「面で当たって線を滑り、点で刺さる」ような掛かり方である。
そのため、そもそも針先が届きにくい鯉のような大型魚を狙うのであれば話は別だが、多少大きなアユを釣る分には8.5号前後の大きさで十分に掛かる。
ここで重要になるのが針先の状態である。
先端をしっかり研いだものは、魚体が軽く触れただけでも滑るように刺さり、釣果にも直結した。
一方で、研いでいないものでも全く釣れないわけではないが、明らかに掛かりが浅く、バラシも多くなる傾向があった。
このことから、コロガシ釣りにおいては針のサイズよりも、針先の鋭さの方が掛かりやすさに直結する要素であると感じている。
なぜ8.5〜9号固定でも釣れるのか

ではなぜ、サイズを固定していても釣果が出るのか。
掛かった個体だけを取っている
結論から言えば、掛かった個体だけを取っているからである。
言うなればクリティカルヒットである。
小さめの針でも、しっかりと深く刺さった個体は問題なく取り込める。
しかし浅く掛かった魚は途中でバレる。
下手な鉄砲数打ちゃ当たる戦法である。
コロガシ釣りは数が出る釣り
コロガシ釣りは、群れさえ見つければ数が出る釣りだ。
そのため、すべての魚を確実に取り込む必要はない。
つまりこの戦法であれば、8.5〜9号程度の針でも十分成立する。
身切れ上等という考え方
正直に言えば、私は多少の身切れを気にしていない。
釣りの種類による価値観の違い
もちろんゼロにできるならそれに越したことはないが、コロガシ釣りにおいては優先順位が違う。
この釣りは、友釣りのように1匹の価値が非常に高い釣りではない。
魚のいる場所を見つけることができれば、短時間で数を伸ばすことも可能だ。
効率を優先するスタイル
その中で、数匹バラしたところで全体の釣果に大きな影響はない。
むしろ、針のサイズに神経質になりすぎてテンポが崩れる方がもったいない。
私は「確実に取る」よりも「効率よく掛ける」ことを優先している。
針先だけ研いで使うメリット
私は新品の針を使い捨てるのではなく、絡んだ仕掛けなどから針だけを切り出し、先端を研いで再利用している。
コスト面以外のメリット
先に述べたクリップの実験から導き出した結果から、針先さえ鋭ければそれなりに魚が掛かることがわかったからだ。
また、これにはメリットがたくさんある。
一番はもちろんコスト面、その次は自分で針を触ることで、仕掛けの構造への理解が深まることだ。
自分だけの仕掛けが見えてくる
例えば、
- 針と針の間隔を変える
- 針の本数を調整する
- 掛かり方を観察する
こうした試行錯誤を繰り返すことで、自分なりの最適な形が見えてくる。
既製品をそのまま使うだけでは得られない感覚が身につくのも大きなメリットだ。
結論:重要なのは針ではない

ここまで書いてきたが、結論はシンプルである。
最も重要なのは針ではない。
鮎のいる場所に仕掛けを通せているかどうかである。
どれだけ良い針を使っていても、魚がいない場所を流していては意味がない。
逆に言えば、しっかりとポイントに仕掛けを通せていれば、多少針の条件が悪くても魚は掛かる。
クリップですら魚がかかるのだから。
そのためには、オモリの重さや流し方の方がはるかに重要になる。
このあたりについては別記事で詳しく解説しているので、ぜひそちらも参考にしてほしい。



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