木曽川のウナギ釣り入門|河口だけじゃない愛北エリアの実態

木曽川ウナギ釣り入門のアイキャッチ

木曽川のウナギ釣りと聞くと、立田大橋周辺などの河口域をイメージする人が多いのではないだろうか。

実際、ネット上にも河口域の情報が非常に多く、「木曽川のウナギは下流でしか釣れない」と思っている人も少なくない。

しかし実際には、江南市や犬山市周辺の愛北エリアでも普通にウナギは釣れる。

しかも、愛北漁協ではウナギの放流も行われているため、状況によっては河口域より魚影が濃いと感じることすらある。

また、この釣りの魅力は「仕事帰りに成立する」ことにもある。

17時頃から鮎の友釣りやアユのテンカラ釣りを楽しみ、そのまま日没からウナギ釣りへ移行する。

さらに、釣った鮎をエサに使えばエサ代もほぼかからない。

本記事では、木曽川におけるウナギ釣りの基本から、河口と愛北エリアの違い、ポイントの探し方、仕掛け、注意点までを実体験をもとに解説していく。


目次

木曽川のウナギ釣りとは

木曽川のウナギ釣りは、大きく分けて東海大橋より下流側と上流側で性格が異なる。

東海大橋より下流は遊漁券不要で、立田大橋周辺などの河口域が有名ポイントとなっている。

一方、上流側の木曽川四漁協管轄のエリアでは遊漁券が必要になるものの、各漁協による放流も行われている。

そのため、上流側でも十分にウナギ釣りが成立するどころか、状況によってはかなり魚影が濃い。


愛北エリアのウナギ釣りについて

愛北エリアの魅力は、河口ほど人が多くない点にある。

また、鮎釣りが盛んな地域でもあるため、昼は鮎、夜はウナギという遊び方が成立する。

実際、私自身も17時頃から鮎友釣りやアユのテンカラ釣りを行い、その後ウナギ釣りへ移行することが多い。

このスタイルの良いところは、鮎をエサとして転用できる点にある。

▶︎アユのテンカラ釣りについてはこちら


鮎をエサにすると非常に経済的

上流域では、ウナギのエサとして鮎の切り身が非常に強い。

しかも、使う鮎は必ずしも新鮮である必要がない。

釣った鮎をぶつ切りにして冷凍保存しておけば、後日そのままエサとして使用可能である。

そのため、鮎釣りのついでにウナギ釣りを行うことで、エサ代をほぼゼロに抑えることもできる。

まさに、大人の寄り道のような釣りである。

▶︎木曽川のウナギ釣りの餌についてはこちら


遊漁券について

東海大橋より上流側では、木曽川四漁協の遊漁券が必要になる。

料金は以下。

  • 日券500円(雑魚。アユは1500円)
  • 年券6000円(全魚種)

※現場で未所持が発覚した場合は割増になることもある。金額は変更になる可能性あり。

ただし、この年券は全魚種つまりは、鮎、トラウト、ウナギなど幅広い釣りに対応しているため、木曽川へ頻繁に通う人にとってはかなりコストパフォーマンスが高い。


釣れる時期と時間帯

木曽川のウナギ釣りは、5月〜9月頃まで成立する。

特に反応が良いのは、薄暗くなる夕方から日没後2時間ほどまでである。

早朝も釣れるが、仕事帰りに立ち寄れる夕方〜夜の釣りとして成立するのが大きい。

釣果としては、17時頃〜21時頃まで数本竿を出して2〜6本程度。

もちろん日によってはボウズもある。


ウナギがいる場所の見つけ方

ウナギのポイントを探す時は、まず泥があるかどうかを見ると分かりやすい。

さらに、

  • テトラ
  • アシ
  • 障害物
  • 石の隙間

など、身を隠せる場所があると可能性がさらに高くなる。

愛北エリアは丸石が多い地形であり、ぱっと見では分かりにくい。

しかし昼間に実際に川を歩いてみると、泥が溜まっている場所や流れが緩む場所が見えてくる。

また、橋脚周りには大きめの石が入っていることが多く、穴場になりやすい。

▶︎木曽川のウナギポイントの探し方はこちら


河口と上流で仕掛けが違う

河口域の仕掛け

河口側は流れが強いため、35号前後のスパイクオモリを使用することが多い。

仕掛けはスネーク天秤などを使い、しっかりと底を取る。

とにかく、見た目以上に流れが強いので持っていかれない重さが望ましい。

当然、それらの重量が扱える強い竿が必要になる。

それらを踏まえると遊漁券を買うよりコストが悪かったりする。

▶︎木曽川のウナギ仕掛けや道具についてはこちら

愛北漁協エリアの仕掛け

上流側では、10号前後のオモリを使用することが多い。

私は丸オモリに針金を通した自作オモリや、ジェット天秤を使用することが多い。

これは石と石の間にオモリがハマらないようにするための根がかり対策である。

また、上流側は真水のため針が錆びにくく、ハリス付き針の再利用もしやすい。

▶︎愛北エリアのウナギ釣り仕掛けについてはこちら


ウナギのアタリとは

ウナギ釣りでは、置き竿に鈴をつけてアタリを取る。

ウナギが掛かると「ジャララララーン」と鈴が鳴るため非常に分かりやすい。

ただし、時々コウモリが糸に当たって鈴が鳴ることもある。

こちらは一瞬だけで終わることが多い。

一方、ウナギの場合は継続して生命感が伝わってくる。

また、基本的にはすぐ合わせない。

飲み込ませるため、アタリがあってから60秒ほど待ってから合わせることが多い。

▶︎ウナギのアタリと合わせ方はこちら(近日公開)


夜釣りの危険性

夜の川は危険も多い。

特に注意したいのが、

  • 毒虫
  • マムシ

などである。

また、増水時の木曽川は非常に危険である。

雨後はすぐに入るのではなく、水が引いてから入るようにしたい。

さらに、夜間の入水は可能な限り避けるべきである。


外道にも注意

木曽川のウナギ釣りでは、ギギやスッポンが釣れることもある。

ギギはナマズのような魚だが毒を持つため、素手で触らない方が良い。

刺されると命に別状は無いと思われるが、これが地味に痛い。

また、スッポンは非常に噛む力が強い。

針を外す時はペンチを使った方が安全である。

なお、どちらも食べることは可能である。


ウナギは逃走のプロ

釣れたウナギは非常によく逃げる。

私は百均などで買える洗濯ネットにウナギを入れ、それをクーラーボックスへ収納して管理している。

以前はクーラーボックスへ直接入れていたが、開けた瞬間に飛び出して逃げられることが何度もあった。

また、ウナギをネットへ入れる時はハリスごと切って投入する。

これはジアイが短く、手返しを優先したいからでもある。

▶︎ウナギの持ち帰り方法はこちら(近日公開)


河口と上流域で味は違うのか

気分的なものかもしれないが、私は上流側のウナギの方が美味しく感じる。

河口と違い真水で生活している時間が長いことも関係しているのかもしれない。

ちなみに炭で焼いてしまえば泥臭さも薄まり木曽川のウナギはどちらも美味い。


まとめ

木曽川のウナギ釣りは、河口だけの釣りではない。

愛北エリアでも十分成立し、放流も行われているため、非常に面白い釣りになっている。

また、鮎釣りからそのまま繋げられる点や、鮎をエサに転用できる点も魅力である。

派手さはないが、夕暮れの川で鈴の音を待つ時間には独特の面白さがある。

興味があれば、ぜひ一度試してみてほしい。

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