ウナギ釣りは、「置き竿で待つだけの簡単な釣り」というイメージを持たれやすい。
しかし実際に木曽川へ通ってみると、流れ、水深、底質によって仕掛けはかなり変わる。
特に木曽川は、立田大橋周辺のような水量多く強い流れが走る下流域と、愛北エリアのような浅く石が多い場所では、同じウナギ釣りでも別の釣りと言っていいほど性格が違う。
また、ウナギ釣りはシンプルに見えて、実際は「根掛かりをどう減らすか」がかなり重要な釣りでもある。
今回は、私が木曽川で実際に使用しているウナギ釣りの道具と仕掛けについて紹介する。
なお、ポイント選びについては別記事で解説している。
木曽川のウナギ釣りで最低限必要な道具
ウナギ釣りは比較的シンプルな道具で成立する。
むしろ高価な道具を揃えるより、
「その場所に合った仕掛けを安定して置いておけるか」
の方が重要だと思っている。
竿は安いもので十分だと思っている
ウナギ釣りでは、竿の感度や軽さはそこまで重要ではない。
もちろん使いやすさの違いはあるが、実際は置き竿の時間がかなり長い釣りである。
そのため私は、
「行きたいポイントで使うオモリを投げられる、一番安い竿」
で十分だと考えている。
ただし、木曽川下流域では重いオモリを使うため、オモリ負荷だけは必ず確認した方が良い。
逆に言えば、それさえ満たしていれば高級竿でなくても成立する。
実際、東海大橋下流、特に立田周辺では竿を5〜6本並べている人も珍しくない。
ウナギ釣りは、「一本を極める」というより、
「複数本を流れの違う場所へ置いて待つ」
釣りに近い部分がある。
そのため、高級タックルを一本持つより、安価な竿を複数本運用した方が強い場面が多いと思っている。
リールは2500番前後で問題ない
リールは2500番前後を使用している。
ドラグ性能が極端に重要な釣りではないため、そこまで高価なものは必要ない。
ラインはナイロン3号前後が扱いやすいと思っている。
PEラインも使用できなくはないが、木曽川は障害物や石が多く、根ズレや夜間トラブルを考えると、個人的にはナイロンの方が気楽である。
竿受けはかなり重要
ウナギ釣りは置き竿が基本になる。
そのため竿受けは必須である。
特に木曽川は流れが強い場所も多く、アタリ時に竿が動くこともある。
地面が硬い場所では刺さりにくいこともあるため、場所によっては石で補強することもある。
ライトは手元用と移動用があると便利
夜釣りなのでライトは必須である。
仕掛け交換やエサ付け用の手元ライトと、移動用ライトがあるとかなり楽になる。
首掛けタイプやヘッドライトは使いやすい。
また、夏場は虫も多いため、明るすぎるライトは虫を集めやすい印象もある。
クーラーボックスやふた付きバケツ
ウナギはすぐに脱走する。
しかも思った以上に力が強い。
そのため、ふた付きの容器はほぼ必須だと思っている。
私はクーラーボックスを使うことが多い。
洗濯ネットはかなり便利
釣ったウナギは、洗濯ネットへ入れて管理している。
ウナギは隙あらばすぐに脱走してしまう。
しかもクーラーボックスの隙間から出ようとすることもある。
そのため私は、
・クーラーボックス
・洗濯ネット
の二重構造で逃走対策をしている。
また、ウナギはヌメリが強く、クーラーへ直接入れるとかなり扱いづらい。
私は釣れたらハリスごと切り、そのまま洗濯ネットへ入れることが多い。
後から落ち着いて処理できるのでかなり楽である。
夏場は虫対策も意外と重要
愛北エリアでは、なぜか人へ集まってくるガが多い時がある。
ライトへ寄るというより、人へ向かってくるような感覚に近い。
そのため私はハエ叩きを持参し、近寄ってきたガを処理しながら釣りをしている。
木曽川の夜釣りは、意外とこういう現場対策も重要である。
木曽川のウナギ仕掛けは場所でかなり変わる
木曽川のウナギ釣りは、場所によって仕掛けがかなり変わる。
特に、
・立田大橋周辺の下流域
・愛北エリア
では、根掛かりの原因そのものが違う。
そのため、同じ感覚で仕掛けを組むとうまくいかないことも多い。
立田大橋周辺の下流域で使う仕掛け
立田周辺は、とにかく流れが強い。
底質は砂底が多く、愛北エリアのような石底とはかなり性格が違う。
そのため、
「石へ挟まる」
というより、
「流れで仕掛けが流される」
ことで根掛かりしやすい。
軽いオモリを使うと、仕掛けがドリフトして最終的には岸際のストラクチャーや障害物へ流されていく。
そのため、下流域では「流されないため」に重めのオモリを使う。
スネーク天秤+スパイクオモリ仕掛け
私がよく使用しているのは、
・スネーク天秤
↓
・ビーズ
↓
・より戻し付きスナップ
↓
・ハリス付きのうなぎ針仕掛け
という構成である。
オモリはスパイクオモリを使用しスネーク天秤につける。
重さに関しては、25〜35号前後を使うことが多い。
基本は25号。
増水などで流れが強い場合は30号、35号と上げていく。
ただし、重くなるほど流れの抵抗も増えるため、そういう時は無理に遠投しないことが多い。
投入後は基本的に動かさない
ウナギ釣りでは、投入後にズルズル引かないことがかなり重要だと思っている。
そのため、投入後は糸を張り、竿を立て、鈴を付けてそのまま待つことが多い。
私はかなりピン張りに近い状態で張っている。
鈴へしっかりアタリを出したいためである。
ただし、夜はコウモリがラインへ当たることもあり、急に鈴が鳴ることもある。
最初はかなり驚いた。
▶︎木曽川のウナギ釣りのアタリ解説はこちら(近日公開)
愛北エリアで使う石底向け仕掛け
愛北エリアは、立田周辺と違い石底が多い。
こちらは、
「石と石の隙間」
が最大の敵になる。
特にズル引きすると、かなり高確率で根掛かりする。
そのため、愛北エリアでは
・仕掛けを動かさない
・回収時に浮かせる
という動作がかなり重要になる。
丸型中通しオモリを加工して使う
愛北エリアでは、10号前後の丸型中通しオモリを使用することが多い。
そこへ10〜15cmほどのステンレス線を通して加工している。
イメージとしては、「流しガリ」で使う工夫されたオモリに近い。
真っ直ぐ伸ばすことが多いが、正直なところ、
「石の隙間へ入らなければ、ある程度なんでも成立する」
と思っている。
まだまだ改善の余地はあると感じている。
ロケット天秤でも代用可能
加工の手間が惜しい場合にはロケット天秤でも代用可能である。
ただし、木曽川は流れが強いため、軽いと流されやすい。
流されると先述の理由により根掛かりしやすい。
そのため、少し重めを使用してでも流されないようにした方が安定しやすい。
仕掛け回収時は一度浮かせる
木曽川のウナギ釣りで、かなり重要だと思っているのが回収時である。
初心者の頃は、着底したままズルズル回収していた。
すると、愛北エリアでは石と石の隙間へ入り込み、かなり高確率で根掛かりする。
そのため現在は、
「まず竿を煽り、仕掛けを浮かせてから回収する」
ようにしている。
これはウナギが掛かった時も同じである。
極力浮かせ気味に回収した方が、障害物へ潜られにくい印象がある。
ウナギ針は小さめでも良いと思っている
ウナギは、基本的に飲み込ませる釣りだと思っている。
そのため、私はそこまで大きい針を使わない。
もちろん大型も掛かるが、かなりの確率で飲み込まれることが多い。
また、前述の通り私は釣れたらハリスごと切り、そのまま洗濯ネットへ入れることが多い。
そのため、無理に大きい針にする必要性をあまり感じていない。
もちろん考え方は人それぞれだと思うが、個人的には小さめの針の方が扱いやすいと感じている。
まとめ
木曽川のウナギ釣りは、エリアによって仕掛けがかなり変わる。
特に、
・流れ
・底質
・水深
による違いはかなり大きい。
また、ウナギ釣りは単純な置き竿に見えて、実際は「どう根掛かりを避けるか」がかなり重要な釣りだと思っている。
まずは難しく考えすぎず、自分の行くポイントで、
「どうすれば仕掛けを止められるか」
を考えるところから始めると面白い。



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