コロガシ釣りを始めた頃、私は、
「どんな竿を使うか」
「どんな仕掛けを使うか」
ばかり気にしていた。
ただ、今思い返すと、本当に重要だったのは別の部分だったと思う。
今回は、私が初心者だった頃に知りたかったことを書いていこうと思う。
一番重要なのは「足元」だった
コロガシ釣りを始めた頃、私は無謀にもラジアル底のウェーダーで川へ入っていた。
当時は、
「体力とバランス感覚でなんとかなる」
と思っていた。
しかし、実際には全然そんなことはなかった。
とにかく滑る。
踏ん張りも効かない。
特に問題だったのが、
- 根掛かりを外しにいく時
- キャスト時
- 流れの中で姿勢を維持する時
だった。
川の流れの中では、足元の石が動くこともある。
すると姿勢が崩れる。
その結果、仕掛けが底に入りすぎたり、根掛かりに繋がったりする。
さらに、滑った拍子に穂先に負荷が掛かり、実際に私は穂先を数本折っている。
当時は、
「竿が弱いから折れる」
と思っていた。
ただ、今思えば問題だったのは足元だった。
その後、フェルト底の鮎タビに変えたところ、驚くほど滑りにくくなった。
さらに、疲れ方まで変わった。
足元が安定すると、余計な力を使わなくなる。
結果として、釣りに集中できるようになった。
多分、川に立ち込む釣りでは、竿や仕掛けより先に足元を固めるべきだと思う。
尚、鮎足袋はフェルトスパイクでも良いと思う。
特に苔底の川では、足元が釣りそのものを左右すると感じている。
仕掛けは毎回確認した方が良い
初心者時代、私は仕掛けを確認せず投げ続けていた。
すると、
- 微妙な絡み
- 針同士の引っ掛かり
- 糸ヨレ
などに気付かないまま使ってしまう。
その結果、根掛かりや仕掛けの絡みが増える。
また、仕掛けが不自然になることで、釣りそのものが成立しづらくなる。
現在の私は、あまり仕掛けが絡みにくくなったので、そこまで神経質には確認していない。
ただ、初心者のうちはここを気にするだけでかなり釣果が伸ばせるはずだ。
一投ごとに確認するだけで、仕掛けトラブルはかなり減る。
結果として、仕掛けを失いづらくなり、長く川へ立ち込んでいられる。
また、仕掛けに余計な負荷が掛かりにくくなるため、弱い竿でも釣りが成立しやすくなる。
初心者ほど自作仕掛けの方が良いと思う
初心者の場合、私は市販仕掛けより、自作仕掛けの方が扱いやすいと思っている。
理由は単純で、
「トラブルが少ない」
からである。
市販仕掛けは、針数が多い物も多い。
また、糸が細めなことも多い。
もちろん、その方が性能は高いのかもしれない。
ただ、初心者の場合、
- 絡みやすい
- タモに引っ掛かりやすい
- 投げづらい
など、逆にトラブルが増える。
そのため私は、初心者ほど、
- やや太めの糸
- 3〜4本針
くらいから始めた方が良いと思っている。
太めの糸は絡みにくい。
また、仮に絡んでも直しやすい。
結果として、釣り自体が成立しやすくなる。
市販仕掛けは「統一しづらい」
また、市販仕掛けはメーカーによって長さが違う。
オモリ位置を毎回調整し直さないといけないこともある。
すると、手返しが悪くなる。
さらに、釣具屋によって売っているメーカーも違う。
そのため、自分が気に入った物を毎回入手できるとは限らない。
私は現在、毎回同じ長さの仕掛けを使っている。
そのため、コロガシ竿の竿尻から130cm位置へマーカーを付けている。
これにより、現場でもすぐ同じ長さで仕掛けを組める。
こういう細かい調整ができるのは、自作仕掛けの大きなメリットだと思っている。
遠くを狙いすぎなくて良い
コロガシ釣りを始めた頃、私は、
「遠くに投げないと釣れない」
という先入観に囚われていた。
ただ、実際に川に潜ってみて考え方が少し変わった。
鮎は意外とどこにでもいる。
もちろん、良いポイントには大きく元気な鮎がいる。
ただ、足元や近距離にも普通に泳いでいる。
実際、私は安売りの4.5m竿でも鮎を掛けたことがある。
そのことから、2〜3m先でも十分成立すると思っている。
もちろん、人が立ち込めば一度は逃げる。
ただ、その後また戻ってくることも多い。
そのため私は、
「鮎は人を完全に避け続ける魚」
というより、
「ある程度慣れて戻ってくる魚」
なのではないかと感じている。
もちろん、警戒心が無い訳ではないと思う。
ただ、思っているほど神経質ではないようにも感じている。
昔は「どう釣るか」ばかり考えていた
今思えば、初心者時代の私は、
「どう釣るか」
ばかり考えていた。
ただ、実際には、
- 滑らないこと
- 絡まないこと
- 疲れないこと
- 集中できること
こういう部分の方が、結果的に釣果に繋がっていた気がしている。
また、昔は根掛かりを外そうとして滑った拍子に穂先を折ることも多かった。
ただ、現在は、
「無理に煽らず、竿を畳んで糸を直接引く」
ようになってから、ほとんど折らなくなった。
結局、コロガシ釣りは、
「どう釣るか」
を追求していくと、
「どう安全に、どう快適に釣りを成立させ続けるか」
に繋がっていく釣りなのかもしれない。



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