木曽川四漁協管轄の木曽川に遠方から釣りに来る方にとって、雨後の判断はかなり重要である。
近所の人であれば、川を見に行って「今日は無理だった」で帰ってくることもできる。
しかし、遠方から来る場合はそうはいかない。
遊漁券代、ガソリン代、移動時間、せっかくの休日。
それらを考えると、雨後の木曽川に何も確認せずに来るのは少しリスクが高いと思われる。
特にアユ釣りの場合、まとまった雨の後は激濁り、激流、増水でしばらく釣りにならないことが多い。
今回は、私が木曽川四漁協周辺の木曽川に釣行する前に確認していることを、遠方の釣り人向けに書いていく。
木曽川は雨が止んでもすぐには釣りにならない
木曽川は雨が止んだからといって、すぐ釣りができる川ではない。
私の経験では、まとまった雨や急激な雨が降った後、アユ釣りができる水量に戻るまでに3〜5日程度かかることが多い。
もちろん、これは雨量や降り方によっても変わるだろう。
なんと言っても、木曽川は流域が長い。
そのため、釣行予定地で雨が止んでいても、上流側で降った雨の影響が後から出てくる。
特に強い雨の後は、川が中国の黄河を思わせるような泥水になることがある。
こうなるとアユ釣りどころではない。
水量も増え、普段立ち込める場所でも危険な状態になる。
アユ釣りは川に立ち込むことが多い釣りである。
だからこそ、雨後の木曽川では無理をしない判断が必要だと思う。
遠方から来る人ほど雨後は慎重に判断した方が良い
近所の釣り人であれば、川に行って状況を見て帰ることもできる。
しかし遠方から来る場合は、それだけで大きな損失になる。
木曽川までの移動時間。
ガソリン代。
場合によっては高速代。
そして遊漁券代。
これらを払った後で「今日は濁りで釣りにならなかった」となるのは、かなりもったいない。
だから私は、遠方から木曽川四漁協周辺に来る人ほど、雨後は慎重に判断した方が良いと思っている。
特にアユイングなどのアユ釣り目的であれば、雨後すぐの釣行は避けた方が無難である。
私が釣行前に確認している3つのポイント
私が木曽川に行く前に確認しているのは、大きく分けて3つである。
一つ目は、過去1週間程度の天気。
二つ目は、長野県側まで含めた雨雲レーダー。
三つ目は、国土交通省のライブカメラと水位情報である。
この3つを見るだけでも、無駄足になる確率はかなり下げられると思っている。
過去1週間の天気を見る
まず確認するのは、釣行当日の天気ではない。
過去1週間程度の天気である。
木曽川の場合、当日晴れていても安心できない。
数日前にまとまった雨が降っていれば、その影響が残っていることがある。
特に小雨でも長時間降り続いた場合は注意した方が良い。
私は雨量を細かく集計している訳ではない。
しかし、短時間の雨よりも、長く降り続いた雨の方が川への影響が大きいと感じることがある。
上流の長野県側まで雨雲レーダーを見る
木曽川を判断する時、私は釣行予定地周辺だけでなく長野県側まで雨雲レーダーを見る。
理由は単純である。
木曽川は上流域が長いからだ。
釣行予定地では雨が降っていなくても、上流で強い雨が降れば、その水はいずれ下流に流れてくる。
そのため、愛知県側だけ見て「晴れているから大丈夫」と判断するのは危ない。
特に山が多い上流域は天気が変わりやすい。
遠方から釣行するなら、上流の天気も必ず見ておきたい。
国土交通省のライブカメラを見る
最後に確認するのが、国土交通省のライブカメラである。
私は愛北エリアを中心に釣りをしているため、犬山周辺やすいとぴあ江南付近を見ることが多い。
ライブカメラは非常に便利である。
ただし、ここで注意したいことがある。
ライブカメラの映像だけを見て判断すると、意外と失敗する。
尚、ライブカメラにはGoogleなどで「木曽川 ライブカメラ」と入れて検索するとアクセス可能だ。
私は国土交通省の木曽川上流河川事務所のものを参考にすることが多い。
ライブカメラの映像は「良い方に解釈しない」
私は何度か失敗している。
ライブカメラを見て、
「濁り取れてきていないか?」
と思って釣りに行ったら、実際にはまだ激濁りだったりする場合だ。
特にライブカメラの映像は、そこまで鮮明ではない。
そのため、目で見た印象だけで判断すると外しやすい。
私は映像の色だけではなく、水位情報を重視している。
昨年の水位とは比較しない
木曽川は頻繁に流れが変わる。
年によって瀬の位置や砂の溜まり方、水深の見え方が変わる。
そのため、
「昨年はこの水位なら釣りができた」
という考え方はあまり信用しすぎない方が良いと思っている。
極端な話、昨年は3mくらいで平水だった場所でも、今年は川の形が変わっていて同じ3mでも釣りにならないこともある。
そのため、過去の記憶だけで判断するのはやや危険である。
釣行予定日の数日前と比較する
私が重視しているのは、釣行予定日の数日前との比較である。
雨が降る前の平常時に近いライブカメラ画像や水位を見ておく。
その数値や景色にどれだけ戻っているかを見る。
これが一番現実的だと思っている。
昨年の記憶と比較するより、数日前の同じ場所と比較した方が分かりやすい。
ライブカメラを見るなら、普段の状態も知っておくことが大切である。
アユ釣りと他の釣りでは雨後の考え方が違う
ここまでの話は、主にアユ釣りを前提にしている。
アユ釣りは川に立ち込むことが多く、濁りや増水の影響を強く受ける。
そのため、雨後の木曽川ではかなり慎重に判断した方が良い。
一方で、ターゲットによっては雨後が悪いとは限らない。
サツキマスであれば、雨後に濁りが取れ始めた頃が良いと感じることが多い。
ウナギも多少の雨や増水がプラスに働くことがある。
ただし、それでも増水した木曽川に立ち込むのはやめた方が良い。
魚が釣れる可能性と、川に入る危険性は別問題である。
命が惜しいなら、増水時の立ち込みは避けるべきだと思う。
私が実際に行っている判断手順
私が木曽川に行く前は、次の順番で確認している。
まず、過去1週間程度の天気を見る。
次に、長野県側まで雨雲レーダーを見る。
最後に、釣行予定ポイント付近のライブカメラと水位を見る。
この時、ライブカメラの見た目だけで判断しない。
数日前の平常時と比べて、水位や景色がどれくらい戻っているかを見る。
これでも完璧ではない。
しかし、何も見ずに行くよりはかなり無駄足を減らせる。
まとめ
木曽川は、雨が止んだからすぐに釣りができる川ではない。
特に木曽川四漁協管轄周辺でアユ釣りをする場合、まとまった雨の後は3〜5日程度様子を見ることが多い。
遠方から来る人ほど、釣行前の確認は重要である。
私が確認しているのは、
過去1週間の天気。
長野県側までの雨雲レーダー。
国土交通省のライブカメラと水位情報。
この3つである。
ライブカメラを見る時は、映像を良い方に解釈しすぎないこと。
そして、昨年ではなく数日前の平常時と比較すること。
これを意識するだけでも、雨後の木曽川で無駄足になる可能性はかなり減らせると思う。
釣りは自然相手である。
だからこそ、釣行前の確認と無理をしない判断を大切にしたい。



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